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【最新版】IT業界・エンジニアの平均年収は?ランキングTOP10を紹介
IT業界といえば、給与が高いイメージを持たれがち。しかし、IT業界とひとくちにいっても、さまざまな業界や職種に分かれています。

本記事では、IT業界の5分類の紹介と、職種別の平均年収ランキングの最新版をご紹介します。

IT業界は5つに分類される

まずは年収を確認する前に、業界について改めて確認しておきましょう。IT業界とひとくちにいっても、その内容は広く、大まかには5つに分類されると言われています。

インターネット・Web業界

インターネット・Web業界は多岐にわたるサービスを提供しており、企業向けには、ウェブサイトの運営やデザインや構築、ポータルサイト、SNS、ショッピングサイト、ネットワークの構築、インターネット広告などがあります。

個人向けには、SNSや個人用ポータルサイトの制作、インターネットショッピングなどがあります。

ソフトウェア業界

ソフトウェアは、コンピューターを動かすプログラムのことを指し、物理的な形を持ちません。

ソフトウェアの中でも、OS(オペレーティング・システム)とアプリケーションの2つに分類され、OSはコンピューターを動かすための基本システムです。

代表的なものには、Windows、macOS、iOS、Androidなどがあります。

一方、アプリケーションは特定の目的に応じて作られ、OS上で機能します。例えば、メールソフトや表計算ソフトなどが当てはまります。

クライアントの様々なニーズに応えるために、OSやアプリケーションを設計・開発するのがソフトウェア業界です。

ハードウェア業界

ハードウェア業界とは、パソコン本体やその周辺機器(キーボード・ディスプレイ・プリンターなど)などの物理的な機械・装置を扱う業界です。

現在では、IT技術が利用できるスマートフォンやゲーム機、電化製品などもハードウェアに含まれます。

スピーカーやテレビといった身のまわりのいろいろなものをインターネットに接続することで新たな価値を生み出す「IoT(Internet of Things)」も規模を広げています。

情報処理業界

ITを活用して経営課題を解決することを目的とし、必要なサービスを包括的に提供する役割を担います。この役割はSI(System Integrator)とも呼ばれます。

具体的には、システムの企画立案、適切なハードウェアの選定、データベースの構築、ソフトウェアの開発・管理、そして運用後の保守・管理までをカバーします。

また、企業が直面する課題や競合他社の分析を行い、解決策を提案するコンサルティングも行います。

通信業界

最後が通信業界です。

電話、インターネット、光ファイバーなど、通信サービスを提供する業界のことを指します。

【最新版】IT業界職種別の平均年収

求人サービスを提供するDODAが抽出したデータから、IT業界職種における平均年収のTOP10をご紹介します。
・プロジェクトマネジャー:691万円
・プリセールス:609万円
・ITコンサルタント:602万円
・IT戦略/システム企画:600万円
・研究開発:562万円
・データサイエンティスト:532万円
・セキュリティエンジニア(脆弱性診断/ネットワークセキュリティ):487万円
・システム開発/運用:472万円
・パッケージ導入/システム導入:469万円
・スマホアプリ/ネイティブアプリ系エンジニア:461万円
(出典:DODA「平均年収ランキング」2023年12月現在)
最も平均年収が高くなったのは、「プロジェクトマネージャー」です。プロジェクト全体を管理し推進する役割であり、その責任の大きさから年収が高くなる傾向が見られました。

次いで、ITエンジニアの経験を活かして社内の営業部門で顧客向けに専門的な導入説明を行う「プリセールス」や、顧客の課題解決に向けてシステム導入を提案する「ITコンサルタント」が続きました。

上位を占めた職種に共通するのは、現場での経験を積んだITエンジニアが進むキャリアである、ということです。

そのため、未経験や新卒でこれらの職に就くことはほぼ不可能といえます。まずは、プログラマやシステムエンジニア、プロジェクトリーダーなどで経験を積んでから、目指してみるといいでしょう。

また、「サーバーエンジニア」などのインフラ部門を担う職種では、より専門性の高い技術が求められるため、年収が高くなる傾向が見られました。

ITエンジニアの平均年収は?

ITエンジニアといっても仕事内容は幅広く、大きくは以下の5つに分類されます。それぞれの平均年収も見ておきましょう。

・システムエンジニア(SE)
いわゆるSEと呼ばれる職業で、アプリケーションエンジニアや、プログラマーなども含まれます。システムやソフトウェアを設計、開発するエンジニアを指します。

SEやプログラマの平均年収は、400〜500万円台となっています。

・Webエンジニア
フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニアが該当します。Webサイト、もしくはアプリを設計、開発するエンジニアを指します。

フロントエンジニアの平均的な年収は500万円台で、バックエンドエンジニアは300〜600万円と少し幅があります。

・インフラエンジニア
サーバー、ネットワーク、データベース、セキュリティ、クラウド関連のエンジニアの総称です。いわば、システムを動かすための基盤を構築するエンジニアのことを指します。

それぞれに専門的な知識が求められるため、平均年収は450〜600万円と高めになっています。

・上流工程担当のエンジニア
ITコンサルタントやプロジェクトマネージャーといった、いわゆる上流の工程を担当する職です。これらは、スキルとキャリアを積み上げてから目指しましょう。

経営層との交渉やマネジメント能力も求められるため、エンジニアとしてのスキル以外の部分も必要となります。

IT業界職種の平均年収でもプロジェクトマネージャーがトップだったように、平均年収も600万円〜と高くなっています。

・その他
セールスエンジニア、フルスタックエンジニア、社内SE、データサイエンティストなど、上記で紹介したもの以外が含まれます。

職種が多い分、平均の年収は幅が大きく、300〜450万円です。

IT業界で年収を上げるには

では、どのようすれば年収を上げることができるのでしょうか。

基本的にはどの業界でも同じですが、「スキルを上げる」「昇格する」「転職する」のいずれかといえます。

IT業界での仕事は工程が細かく分けられていることが多く、はじめのうちは下流の工程の仕事を担当することが多くなり、必然的に収入も低くなります。

そこから、スキルやキャリアを積み上げ、上流の工程を担当できるようになると、自然に収入も上がっていきます。同時に役職が上がると、会社からも評価され、給与も上昇するはずです。

もしくは、転職することで現在の会社よりも高く評価してくれる会社に出会うことも可能です。その会社があなたのスキルやキャリアを評価するのであれば、高待遇で迎えてくれるでしょう。

その場合は、まずあなたの市場価値がどのくらいなのか客観的に知ることが大切です。そこでおすすめなのが転職エージェントを活用すること。

あなたのキャリアをより良いものにするため、ぜひ転職エージェントの利用も検討してみてください。

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