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エンジニアが転職するのに最適なタイミングは?転職のポイントと注意点
転職を考えているものの、どのタイミングで転職するのが最適なのか迷っているエンジニアの方は少なくないのではないでしょうか。エンジニアや技術系専門職の方が転職を成功させるには、時期やタイミングを考えて転職活動を進めることが重要です。

人材不足で売り手市場が続くエンジニアの求人市場

エンジニアや技術系専門職は、人手不足で売り手市場が続いています。なぜエンジニアが不足しているのでしょうか。エンジニア不足の原因と人手不足が企業に及ぼす影響について解説します。

エンジニア人材が不足している理由

エンジニアや技術系専門職に限らず、日本の企業の多くは採用難や人手不足が深刻な問題となっています。この一番大きな原因として考えられているのが、急速に進む少子高齢化です。内閣府が発表した資料によると日本の生産年齢人口(15〜64歳)は、1995年に約8,700万人でしたが、その後は減少を続け2020年には約7,406万人と1,000万人以上も減っています。生産年齢人口は今後ますます減少して、2065年には4,529万人と1995年の約半分まで減ることが予想されています。
参考:内閣府「人口減少と少子高齢化」
エンジニアや技術系専門職の中でも、特に人材不足が切実な問題となっているのが市場規模が拡大を続けているIT関連の人材です。経済産業省が公表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、2015年で約17万人が人手不足となっていたIT人材は、2030年には最大約79万人規模で人手不足となることが予測されています。
参考:「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」

エンジニア不足が企業へ及ぼす悪影響

人手不足は「事業縮小」「職場環境の悪化」「従業員のモチベーション低下」など、企業にさまざま悪影響を及ぼします。
事業縮小
人手不足になると業務に関わる人が減るため、既存の事業を遂行することに支障がでます。既存の従業員が全力で業務に取り組んだとしても、一人ひとりの業務量には限界があります。その結果として、人員に合わせた規模まで事業を縮小しなければならないケースもあります。また、新たな商品やサービスへの対応や開発が難しくなり、市場での競争力が低下することも考えられます。
職場環境の悪化
人手不足は、残業時間の増加や休日取得日数の減少、職場の雰囲気の悪化、メンタルヘルスの悪化による求職者の増加、人間関係の悪化、労働災害や事故の発生など、職場環境にさまざまの悪影響を及ぼします。また、日々の業務に追われ能力開発の機会が減少すれば、生産性や競争力が低下する可能性もあります。
従業員のモチベーション低下
職場環境の悪化は従業員のモチベーション低下を招き、最悪の場合は離職者が増加する可能性があります。離職者が増えれば、さらに人手不足となり悪循環となるでしょう。

エンジニアが転職するの適した時期とタイミング

章で解説した通り、エンジニアや技術系専門職は売り手市場のため、常にたくさんの求人があります。そのため自分にとって適切なタイミングで転職活動を進めると良いでしょう。

職種に関わらず求人が多い時期

職種に関わらず一般的な中途採用では、年度末の2〜3月と上期が終わる9〜10月に求人件数が増える傾向にあります。一方で転職を希望する人も増えるため、競争率は高くなります。

エンジニアや技術系専門職の場合には、人手不足のため需要が高く、通年で採用している企業も少なくありません。求人が多い時期を気にするより、自分にとって転職に適した時期を選ぶと良いでしょう。

年代別の転職タイミング

一般的に中途採用では、スキルや経験があり即戦力となることが重視されますが、20代前半であれば第二新卒扱いで転職できる可能性があります。20代後半になるとスキルが必要となりますが、エンジニアや技術系専門職は人材不足のため、スキルがない未経験者でも採用する企業があります。

30代以上になるとスキルや経験が重視されますが、それ以外にも部下や後輩を育成するマネジメント能力や、チームを動かすコミュニケーション能力なども問われます。

エンジニアが転職を成功させる3つのポイント

売り手市場といっても、必ずしも希望した企業に転職できるわけではありません。エンジニアや技術系専門職への転職を成功させるポイントを紹介します。

転職理由が明確かどうか

面接で必ず質問されるのが「転職理由」です。しっかりと転職理由を答えられるように準備しておきましょう。

企業が面接で応募者を見極めたい項目は、大きく分けて「自社で活躍してくれそうな人材か」と「入社後に定着してくれるか」の2つです。このうち、入社後に定着するかどうかを判断するために質問するのが転職理由です。

例えば、仕事の進め方や価値観の違いで転職しようとしている場合、自社に入社しても同様のことを考えてすぐに辞めてしまうのではないかと不安に感じます。また人間関係や待遇、労働環境などが不満で転職する場合も、自社に対して同じ不満を持つ可能性があります。

転職理由が応募理由につながるように、働く目的や入社してからのキャリアプランを描いておきましょう。もし、働く目的やキャリアプランが、応募企業に入社しても実現しないのであれば、その転職はあなたにとって最適ではありません。

アピールできるスキルが身についているか

企業は中途採用で、即戦力として活躍できる人材を求めています。そのため前職での経験やスキルが重視されます。自分の経験やスキルが応募先企業の業務に十分であるか、スキルの棚卸しをしてチェックしてみましょう。

もし、今の経験やスキルでアピールするのに不安がある場合には、今の職場で経験やスキルを重ねることを目指しましょう。スキルが不足している20代の若手の場合には、ポテンシャル採用を目指す方法もあります。

複数の転職活動の方法を検討する

売り手市場とはいっても、自分の希望にマッチした求人に出会えるとは限りません。複数の転職方法でより多くの求人を確認しましょう。一般的な転職方法としては次のようなものがあります。

・転職情報サイト
・転職エージェント
・スカウトサービス
・ハローワーク
・リファラル採用
・転職フェア
・企業の採用ホームページ

エンジニアが転職する際に避けたほうがよい時期と注意点

エンジニアや技術系専門職の方は、自分にとって適切なタイミングで転職活動を進めると良いと前述しましたが、それでもできるだけ避けたほうがよい時期があります。

会社の繁忙期やプロジェクトの途中

会社の繁忙期に退職するのは、部署や同僚の負担が大きくなり、迷惑をかけることになるので避けましょう。

また、プロジェクトの途中で退職するのは避けましょう。プロジェクトの途中で辞めた場合、進行に支障が出る可能性があります。同業他社にプロジェクトの途中で転職した場合には、情報漏洩のリスクもあります。

就業規則に沿って退職を願い出る

就業規則で「退職する1か月前の申し出」を規定している会社も多いでしょう。民法では、退職を申し出て2週間経てば、雇用契約を解除できるとされています。しかし、退職が決まったら出来るだけ早く上司に報告して、仕事の引継ぎを行いましょう。

まとめ

自分に合った転職先を探すには、多数の求人情報に触れ比較検討することが重要です。とはいえ、たくさんの求人情報の中から、自分の希望にマッチした求人を探すのは大変な作業です。エンジニア業界や技術系専門職に特化した人材紹介サービス「JP Global Staff」には、エンジニアの求人がたくさん登録されています。まずは無料の転職支援サービスに登録してご相談ください。

JP Grobal Staff

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