面接でよく聞かれる質問は？〜回答例と面接対策〜

自信を持って面接に挑むには事前の準備が重要です。

この記事では、面接でよく聞かれる質問と回答例を紹介します。面接の流れやポイントを押さえて、自信を持って面接に臨むための参考にしてください。

面接での質問の流れ

面接における質問の流れは一般的には以下の通りです。

①自己紹介
②転職した理由
③志望動機
④自己PR
⑤企業への質問

業界や職種を問わず、この流れが基本と考えていいでしょう。面接練習などでも、この流れを意識しておくとスムーズです。

面接前に準備すること

万全の状態で面接に臨むためにも、事前の準備もしっかり行いましょう。

面接を受ける企業情報を事前にチェックする

まずは、面接を受ける企業について事前にチェックしておきましょう。

応募した仕事内容についての理解はもちろんのこと、会社の歴史や今後の方向性などについても確認しておくべきです。

会社ホームページや、公式SNS、社長インタビューなど、現代では企業の情報を集めるためのツールやコンテンツが多くあります。情報を集めることに時間がかかるかもしれませんが、事前に情報収集しておくと実際の面接でもスムーズです。

集めた情報をもとに、会社がどういった課題を抱え、その課題に対して自分ならどのように貢献できるのか、面接でしっかりアピールできるようにしましょう。

面接で質問されることを想定しておく

冒頭でお伝えしたように、面接には一般的な流れがあり、その流れに沿って進むことが大半です。

詳細については次の章で触れますが、あらかじめ質問される内容については予想が立てられるため、それらに対してよどみなく回答できるよう答えを準備しておきましょう。

事前に書き起こすなどして内容を精査しておくことをおすすめします。

面接で聞かれる定番質問と回答例

では、具体的に面接ではどのような質問があるのでしょうか。

定番の質問と、面接官の意図、そして回答例とポイントについて解説します。ご自身の状況などと照らし合わせて、考えてみてください。

自己紹介

面接官が自己紹介を求める意図としては、以下が考えられます。

・人柄の確認
・簡潔に話すスキルの確認
・コミュニケーション能力の確認
・雰囲気作り

面接では第一印象が重要となります。緊張しますが、できるだけ自然体で、リラックスして臨みましょう。

面接官は自己紹介で、表情や姿勢から人柄を見ると同時に、コミュニケーション能力や簡潔に伝えるスキルがあるかどうかもチェックします。

そのため、求職者は冗長な説明は避け、要点を分かりやすくまとめて話すことが重要です。

回答例

本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
○○（氏名）と申します。

これまでは飲食業界のABCグループにて、店舗運営の責任者として新卒から5年間従事してまいりました。主に店舗マネージャーを担当し、徹底した競合調査やスタッフとの密接な連携を行った結果、昨年は1年で売上を30％増加させることができました。

現在は主に料理や接客の領域に携わっておりますが、他の業務も経験が豊富で、御社で新しい店舗展開をする際にも即戦力になれるのではないかと考えております。本日はよろしくお願いいたします。

ポイント

情報は簡潔に要点を押さえて伝えつつ、数字を交えるなどして説得力を持たせるといいでしょう。

転職理由

面接官が転職理由を聞く意図は、以下のとおりです。

・自社で改善できるかどうかを判断するため
・同じ理由で再び退職する可能性を確認するため
・自社との相性を確認するため

回答例

回答例①
A. 以前は、夜勤が多くて家族との時間が減ってしまいました。提案しても変更されなかったため、よりバランスの取れた生活を求めて、転職を決断しました。

回答例②
A. 現在の職場では、単調な業務が主体で、自己成長やスキルの獲得に繋がる機会が限られています。自身の成長とキャリアパスについて真剣に考え、裁量のある環境での挑戦を求めて転職を模索しています。

ポイント

大前提として、良く見せようとウソをつく、誇張して伝える、といったことがないように注意してください。具体的に、そして論理的かつ前向きに話をまとめるようにしましょう。

面接では必ず聞かれる質問なので、事前に書き起こすなどして、不適切かつネガティブな表現がないかよく確認しておきましょう。

志望動機

面接官は志望動機を聞くことで、応募者の熱意、長期的な雇用の可能性、十分な企業研究が行われているかを確認しようとします。

また、なぜ自社に興味を持っているのかを尋ねることで、応募者が会社の掲げる価値観やビジョンと転職動機が結びついてるか探る意図もあります。

回答例

御社は、旅行関連業界の中でも特にデジタルマーケティングに注力しており、その成果は顕著です。昨年リリースされた新しい旅行パッケージ○○は、発売直後から大きな反響を呼び、他社も追随する状況が生まれました。

この成功の背景には、御社のデジタル広告やSNSを活用したマーケティング戦略が大きく貢献していると考えています。

これまでの経験では、データ分析と顧客のニーズ把握に重点を置いたマーケティング活動を行ってきました。そのため、御社の市場における影響力を更に高めるため、自身のスキルを活かし、貢献していきたいと考えています。

ポイント

なぜ競合他社ではなく、この会社を選んだのか。この理由を明確かつ具体的に話せるようにしましょう。

そのためには事前に会社のことについて情報を集め、理解することが求められます。その上で、自身のスキルやキャリア、将来像など、軸となる部分とどのように重なるかを言語化することが大切です。

自己PR

求職者が持つスキルやキャリア、実績が自社の貢献に繋がるのかどうかを見極めるための質問です。

回答例

私の強みは、継続的な努力と問題解決能力にあります。

前職の不動産営業では、低迷する市場において、個別の戦略を展開して部門の売り上げを伸ばすことに成功しました。具体的には、新しい顧客層の開拓やマーケティング戦略の改善などです。また、営業成績でトップになると同時に、チームを率いて売り上げを前年比200％以上に増加させました。

営業においては、顧客との密なコミュニケーションを重視し、彼らのニーズを正確に把握することに注力しました。その結果、顧客の信頼を得て、成約率を大幅に向上させることができました。

御社では、これらの経験を活かし、不動産市場においても同様の成果を上げることができると確信しています。

ポイント

募集企業の業種や職種に応じたキャリアや実績について伝えるようにしましょう。

具体的に行ったことはなにか、その結果どうなったのか。そしてその経験が次のステージでどのように活きるのか、面接官がイメージできるように話せると、印象がかなり良くなるでしょう。

将来のキャリアプラン

面接官がキャリアプランやキャリアビジョンを尋ねる主な理由は、「応募者が長期的に御社で働く意向があるかどうか」を確認するためです。

志望動機と整合性のあるキャリアプランを準備しておくことで、面接で自信を持って話すことができるでしょう。

回答例

現在の経験を活かしつつ、新しい挑戦にも積極的に取り組み、自己成長を図りたいと考えています。具体的には、御社の業務や文化に適応し、早期に貢献できるよう努力します。

また、御社のビジョンや目標に共感し、自身のスキルや経験を活かして、チームと共に成長していきたいと思っています。長期的には、リーダーシップのポジションやプロジェクトの推進など、責任ある役割を果たして、御社の成功に貢献していきたいと考えています。

ポイント

将来的なキャリア目標や志向性を明確にすると同時に、その目標に企業のビジョンや価値観が合致することを示すことが大切です。

また、自己成長への意欲をアピールし、長期的な展望と貢献意欲を表明するようにしましょう。

企業への質問

入社への本気度、自社への興味の度合いを図る意図を持つ質問といえます。

面接中に疑問に思ったことを質問することも問題ありませんが、事前の情報収集の段階から質問を用意しておくといいでしょう。

回答例

・御社の雰囲気や価値観について、もっと詳しく知りたいのでお話しいただけますか？
・業界として◯◯という方向性に向かっているようですが、御社の見解を教えていただけますか？
・公開できる範囲で、今後注力していく事業について教えていただけますか？
・御社の◯◯という職種で結果を出している人に共通点はありますか？

ポイント

質問しないことで評価が下がることは少ないかもしれませんが、それでも何か質問をぶつける姿勢を見せたほうが印象として良いことは間違いありません。

そのため、最低でもひとつは質問を用意しておくことをおすすめします。

面接対策は転職エージェントがおすすめ

面接でよく聞かれる質問と、回答例についてまとめました。事前に想定できる質問も多いため、あらかじめ用意しておくといいでしょう。

しかし、いざ頭の中で回答を用意していても、いざ本番となると緊張でうまく話せなくなることもあります。

そこで、転職エージェントを利用して面接の対策をすることをおすすめします。

転職エージェントでは、転職支援の一環として応募書類や面接のアドバイスも提供しています。模擬面接も可能なので、不安がある場合は相談してみましょう。

JP Global Staffでは、経験豊富な転職エージェントが無料で支援を行います。ご興味がある人はぜひお問い合わせください。

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